本日の日経平均
16日のNYダウは16196.41ドル。(2営業日続伸)
CME225は15960円。(大証先物比-110円)
日経225先物miniは15980円と前日比-40円で反落スタート。
朝方に発表された機械受注統計が前期比8.6%増だったことが好感され、機械株の買われた他、海運、情報・通信が好調だったことで一時16000円台まで上げ幅を拡大させました。
9:00~10:00のレンジは15980円~16170円。
10:30を過ぎてレンジを下抜ける形となりました。
仕掛け売りというより、上昇局面での戻り売り圧力が強く、原油や為替相場の不透明感がまだ投資家心理を冷やしています。
日銀が国債買い入れ5100億円を通告。相場への影響は限定的なものとなりました。
人民元の対ドル基準値を元安方向に設定されたことを受け、ドル円113円台と弱含みとなり、日経平均も下げに転じました。前引け時点でトヨタ、富士重工業が2%超安、メガバンクもさえない状態が続いています。
一方、ソフトバンクグは連日大幅高で1銘柄で押し上げの要因でありました。
その後、ソフトバンクグの買い一服、上海総合指数や香港ハンセン指数がさえない状態、原油市場では産油国の会議では産油量の凍結には合意されたものの、協調減産には至らず、原油価格が下落し、投資家心理を悪化させることとなってしまいました。
移動平均も10:30以降から下に位置し、一目均衡表で見ても雲と大きく下に離れる形となり、市場全体で見ても依然リスクオフであることがわかります。
政府では「今の市場は悲観的過ぎる」という声が多く上がっており、政策を含め、金融市場を押し上げる土台は出来上がっていきているので、投資家心理が改善され始めたら日経平均の上げは大きなものとなるでしょう。
G20の協調政策に注目が集まっており、どういった政策が行われるかが今後の動きを決めることとなりそうです。
変動要因が多く、判断基準の見極めが難しい相場ではあるので、市場の現状の理解を徹底しておきましょう。
今の相場では非常に相場の目を養うチャンスですので、まずはチャートなど値動きを見る習慣をつけることをおすすめします。