本日の日経平均
15日のNY市場はプレジデントデイにより休場。
欧州株はそろって上昇し、原油価格も上昇しました。
それを受けて始まった日経平均先物miniは15855円と前日比-80円の小幅安でスタート。
9:00~10:00のレンジは15815円~16070円で推移。
10:40頃に上方向にブレイクし、一瞬下げる動きを見せますが、すぐに反発しその後上昇する形となりました。
午後に入り上げ幅を拡大する場面もありましたが、13:00過ぎに高値を付けたあとは上げ幅を縮小し、16040円(前日比+105円)で引けました。
ドル円相場は114円台後半と円安方向に進み、上海指数も上昇したことが買い材料となりました。
前日の原油価格は一時30ドル台回復。
産油国のサウジアラビアとロシアが16日に非公式会合を持つとの報道を受け、価格が上昇。
OPECが協調減産の可能性があると伝えられ結果次第では原油安に歯止めがかかるとの見方が広がっています。
前日の米国市場は休場でしたがECBのドラギ総裁が欧州議会で行った証言で、世界市場の不安が、ユーロ圏の物価安定に影響するのであれば来月の会合で追加金融緩和に踏み切ると表明。
必要であればためらわず行動する考えを示し、欧州金融株が上昇したことから投資家心理の改善につながりました。
また500ユーロ紙幣の廃止を検討。
低金利が続く中、数百億ユーロが手元に置かれているほか、犯罪に使われることが多い為としています。
本日から始まった日銀によるマイナス金利適用後の短期金融市場の動向が想定内にとどまったことも不安心理後退となりました。
日経平均は5日移動平均線の上にありますが、25日移動平均線よりは下に位置し、一目均衡表の雲の下でもあり下落トレンド的に変わりはありません。
本日だけで見れば悪材料の減少が買い観測の広がりにつながったと思いますが、基本的には買い戻しの動きでもあると市場の声もあります。
まだまだリスクオフの流れであり、海外経済と為替動向をにらみながらの展開は続くでしょう。
今夜の英国の消費者物価指数や独ZEW景気期待指数をはじめとする、欧州の経済指標発表がいくつか控えてあるので注目が必要です。