本日の日経平均

2016年02月10日 18:08

9日のダウは16014.38ドル。(-12.67ドル)(3営業日続落)

CME225終値は16135円。(大証先物比+75円)

WTI原油先物価格が一時27ドル台に割れこむなどで、ダウ、ナスダックともに下落しました。

日経平均先物miniは15円高で寄り付き、16140円でスタート。

9:00~10:00は15900円~16150円で推移。

その後大きく下に揺れ、10:30過ぎたあたりで、15600円台まで下落。

11時台には一時15800円台まで値幅を縮小する場面もあったが、もみ合いながらも午後に入ってから再び下落する展開となりました。

ドル円相場も円高方向に進み、1ドル114円台に突入してしまいました。

その後1年3ヶ月前(日銀追加緩和の黒田バズーカ2とGPIFの運用見直し直前)の15500円台を下回り、15300円台に割り込みそうになる場面もあったが、400円台に持ちこたえ大引けにかけて下げ幅を縮小し、最終的には15670円で今日の取引を終えました。(日経225先物mini価格)

欧州ではドイツ銀行をはじめとする銀行株の下落が連鎖しました。

世界的にリスクオフの流れが急速に進み、今注目されている原油価格も下落。

海外勢の売りに加え、個人信用の売りや追証発生に伴った処分売り、機関投資家の投げ売りが出たといわれています。

ユーロ圏では日本よりも前にマイナス金利を導入しているので民間銀行の経営を圧迫するのではという心理も働き、日本の銀行株の下落につながっています。

今週に入り、25日、5日移動平均線ともに日経平均は下に位置し、日を追うごとに離れています。

まだまだ下落トレンドは続くでしょう。

日銀がマイナス金利政策を導入する前より円高株安が進行する形となりました。

今後も為替相場動向には注意が必要です。

リスクオフの動きとして円高がさらに進む可能性はあり、輸出業としてはダメージを受けるでしょう。

そうなると日経平均にも大きく影響します。

様々な要因で下落に導いていますが、それぞれの要因にはつながりがあるので、米国、中国、欧州などの世界経済、原油、為替、金利などさまざまな情報にアンテナを張る必要があります。

また今夜24:00に予定されるFRBイエレン議長の発言には要注目です。