本日の日経平均
2016年02月09日 18:08
8日のNYダウは16027.05ドル。(-117.92ドル)(2営業日続落)
CME225の終値は16475円。(大証先物比-525円)
日経平均先物は欧州市場で銀行株を中心にきつい下げとなったことや、円高推移が嫌気され16360円とギャップ・ダウンでスタート。
9:00~10:00のレンジは16360円~16245円で推移。
現物の前場引け前にレンジを大きく下振れ。
マイナス金利を日本に先行して導入した欧州市場で財務体質の懸念から銀行株が急落、米市場でも原油安からエネルギー企業の経営不安や雇用統計の結果から金融政策に不透明感を受け下落。
これらを受け、リスク回避の動き円買い・株売りに拍車がかかりました。ドル・円114.21円まで円高加速。
それに伴い、輸出関連株の収益の悪化が懸念され、売りが先行しました。
同じくリスク回避の動きで日本国債に買いが集中したことから長期金利の指標とされる10年物国債の利回りが一時、G7史上初のマイナス0.035%とつけました。
現物市場でもメガバンクを筆頭に大型株が軒並み下落しました。
その結果、日経平均は前日比918円86銭安の16085円44銭、13年5月23日以来の大きな下げとなりました。
移動平均を見ても依然、下に位置している状態なので下げトレンドは続いています。
円高、株安、金利低下など世界的なリスクオフで不安材料が多い相場なので、より余裕を持って、かつ慎重にエントリーしたほうが良さそうです。